<INTRODUCTION #1>
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<製作について>

お客様との打ち合せでイメージを固めます。そのイメージに合うように小指の表情に至るまで
「気」を込めます。特にナチュラルな立ち姿を追求する事により、リアルなスケール感が出せる
と考えてます。ですので 「腰の座り」? をミリ単位で擦り合わせたりもします。

<色について>

スケールによっては実際の色と違う色で仕上げます。コレは言わば「演出」です。実寸のもの
と模型では違います。「スケール感」を得る為には必要なフィルターであるとお考えください。

例えばバットマンのスーツは真っ黒なラバースーツですが、黒では塗りません。実際のスー
ツでさえ、ソコが街中なのか月光の元なのかでは見え方が違うからです。ましてやスケール
ダウンしたフィギュアになれば余計です。

「リアルっぽく」を模型に適応する場合、それは「擬似」でなくては表現できないのです。だから
「演出」する・・・という事になります。お客様の持たれているイメージを再現するには必須で
あると考えています。

以下に良くご質問のある事柄をまとめました。ただ、全てにお答え出来ませんし、特に塗装
に関しては口頭や文章で伝えられるものではありません。更に言えば、あるレベル以上に
なると「手取り足取り」でも不可能です。自身で開拓するしかないと思ってください。



<基本工作>

使用工具

ヤミクモにパテを使用するのは頂けません。マズは出来るだけ「スリ合わせ」で調整
してください。強度的にはコレが最も強い方法です。

 
ストレート組みの場合は徹底的にスリ合わせましょう。軸線は必須ですがタイトに入れる
必要は有りません。


 



クリアランスが少ない場合は塗装後に組み立てられます。パテをするとしてもレタッチ
程度で済みますね。


下準備に時間をかけるか、マスキングに時間を
かけるのかは人それぞれです。

怪物屋では「組み上げてから塗装する」 のが
基本ですが、コレはキットに応じて使い分けるの
が普通です。

製作前にキットと向き合い、製作プランを決める
のが良いですね。それでも作業が進むと「こう
すれば良かった」と言うのが出てきます。この辺
のロスを無くするには経験しかありません。
人の経験では無く、自分の経験ですよ(笑)。

人それぞれ得て不得手が有りますし、何より環
境が違います。
道具が問題を解決してくれる場合も多々ありま
すが、どんな道具が必要なのかこれまた十人
十色。誰にも使いやすい道具なんてこの世に
存在しませんから。



<スキン表現>

キットによっても色々なやり方がありますし、自分が表現したい事によっても様々
です。ココでは怪物屋で行っている基本的な「裸婦」の肌表現を簡単に書いてみ
ます。ですが、コレが必ずしも正解と言うワケではありません。色んな方法を
自身で試してみましょう。

 

マズは筆で簡単に「毛細血管」や動脈を下地に描きこみます。その上から肌色
でコートしてやれば「皮膚」が出来ます。右の画像はマスキングゾル・コート。


 
シャドウの入れ場所は「ココ」と言うものが有りません。実際の写真などとにら
めっこをしましょう。

因みにリアルな肌の質感を求める場合、一般で言う「サフレス」は不向きです。
「肌」は透明感のある皮膚で形成されていますが、透明ではありませんので。



<目を描く>

表情は「目」で大きく変わります。お人形さんは顔が命、とりわけ「目」はその中
でも最重要です。

 
白目を描いて、肌との境を赤くします。
 
瞳を塗りつぶし、外輪とセンターを「シンナー刷毛の剥ぎ取り」で残します。
 
虹彩を書き込んで、最後に瞳の色を入れます。

工程にそって撮影してみました。以上が
簡単な目の描き方です。このキットには
最初から瞳のモールドが入っています
ので、それに沿って描けば良いだけです。

市販キットには瞳モールドが無いものが
殆どですが、それでも描き方は同じです。
ミクロレベルの描きこみになりますので
ルーペなどがあると良いかもしれません
ね。

コレも「慣れ」です。何体も描きこんでいる
うちに自分なりの方法にたどりつきます。
「習うより慣れろ」 とにかくやってみない
と始まりません。



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